呼吸について

呼吸は自律神経(内臓や心臓の様に神経意志とは無関係に作用する神経)の支配下にある。
はくときには副交感神経(リラックス)  吸うときには交感神経(緊張)が作用する。
しかし、肺のまわりの肋間筋は随意筋といって 自分の意志によって動かすことのできる筋肉なので自分で意識して動かすことができます。
呼吸法をすることによって交感神経 副交感神経を意識的に刺激することができます。

呼吸によって取り入れられた酸素は、血液に入り全身に流れていき 細胞一つ一つが呼吸をする。
ただ 呼吸法でたくさんの酸素を取り入れればいいのではく、血液の流れがよくないと 体の末端部まで酸素を届けることができません。
体や心の緊張で 血管が収縮し 血流が悪くなっているようでは せっかく取り入れた酸素を 全身の細胞に届けることができないのです。

ストレッチで筋肉を緩め血流を良くするということは よく知られているのですが あんがい集中することで流れがよくなるということは知られていません。
中国医学での 細胞一つ一つに酸素を送る ということは 気を流すということ。
気は意識をしたところに流れていきます。 意識するとは 集中すること。

簡単なストレッチが 集中する ということによって 気を流すという ストレッチに代わってきます。